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DATE: CATEGORY:管理・リフォーム

入居者さんから電話がありました。

初期費用で1月分までの賃料は頂いていたので、2月分の賃料が初めての振込みとなります。
本当は良くないのですが、僕は家賃の入金の確認は3ヶ月~半年に一度しかしていません。

今回はたまたま入金が無いことに気付いていたのですが、放置していました。
電話で何度かお話していて、きちんとした方だったからです。


入金が無いことはスッカリ忘れていたので、電話をもらったときは何かトラブルがあったのかと思ったのですが、
家賃を間違って仲介業者さんに振り込んでしまったとのことでした。

今日振込手続きをしたので明日には入金を確認できるそうです。
「ご丁寧にありがとうございました。お手数をおかけしました。」
と言っておきました。



さて、ここでクエスチョンです。(ふしぎ発見風)

賃借人は仲介業者へ家賃を支払ったことで、賃貸借契約における債務を履行したと思っていたわけですが、

?賃借人は債務を履行したことになるか

?賃貸人は、仲介業者に対して家賃を請求できるか


これが分からなければ、家賃はボッシュート! ←これが言いたかっただけ



民法の基本的な論点です。


?債権の準占有者への弁済(478条)

趣旨:
支払い先だと思った相手に支払ったけど、実は違った場合、支払った人を保護すること

要件:
・債権の準占有者であること
・弁済者の善意・無過失

効果:
有効であれば、債務は消滅し、債務者は準占有者に請求できない
真の債権者は準占有者に請求できる(形式は不当利得返還請求か損害賠償請求)


?不当利得返還請求(703条、704条)

趣旨:
正当な理由がなく、誰かの損失の上に利益を得た人から、その利益を返してもらうこと

要件:
・他人の財産または労務によって利益を得たこと
・受益によって他人に損失を与えたこと
・利得と損失の間に因果関係があること
・法律上の原因が無いこと

効果:
受益者が善意の場合は、利益の存する限度で返還すればよい。
受益者が悪意の場合は、利得の全ての返還と、利息の支払い、そして損害賠償しなければならない。



債権・債務の発生は、基本的には「契約」に因りますが、「事務管理」や「不法行為」そして今回のような「不当利得」によっても生じます。
?の話はこれです。

一方、債権・債務の消滅は、「弁済」が多いと思いますが、「相殺」や「免除」、「時効」などもあります。
?は、これのミスっちゃったバージョンです。


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コメント

No title

>支払った人を保護する

これ自体はいいんですけど、不当利得を得た人からの返還まで、支払った人がやってのことでしょうね。

でないと、迷惑ですから~

カリスマ党せくすい さん、

表見法理といいまして、支払い先を間違えるような外観の作出が債権者に責がある場合、債権者の犠牲の上に債務者を保護するという法理論が出発点となっています。

478条が成立する場合は、債務者にこれ以上の負担を強いることは不適当です。(同条の要件がそれを担保しています)

本件については、債務者の過失なので478条は成立しません。

文?でしたら、釈迦に説法です。
失礼をお許しください。汗

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